「肩の脱臼クセをあなたはどうやって治しますか?」
こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。
肩を一度脱臼してしまうと、脱臼クセがついてしまうケースがあります。
今回の患者さんも15年前から脱臼クセがある方でした。
サッカー中に肩から転倒して右肩を脱臼し、そこから次第に酷くなってきて
最近は疲れてくると肩が外れそうになるということでした。
私もどこまで良くなるか未知数でしたが、
施術後は「もう一生ボール投げられないと思ってたけど今は投げれる感じがします」
と患者さんが感動するくらい、肩の動きが滑らかになっていました。
【動画】脱臼がクセになった肩を改善
いかがだったでしょうか。
「脱臼クセはなかなか治らない」と思っている患者さんも多くいらっしゃいます。
基本的には筋肉の問題なので、上手く筋肉の調整をしていけば、脱臼クセであってもかなり良くなります。
周辺の筋肉が損傷
以前「骨折の後に残ってしまう症状の治し方」を解説しました。
今回も原理は同じです。
脱臼と骨折では損傷している組織は違います。
しかし、どちらも損傷時に大きな負荷がかかっていて、必ず先に周辺の筋肉が損傷しています。
肩を脱臼する瞬間をイメージしてみてください。
脱臼する直前にローテーターカフを含めた、肩周辺の筋肉が緊張して肩を守ろうとします。
しかし、それ以上の負荷がかかってしまい、まず筋肉が損傷し、さらに脱臼までしてします。
ですので、肩の脱臼クセを治していくためには、肩周辺の筋肉の損傷部位を探して、そこを調整してくことが必要です。
そうすることで肩関節が安定するようになり、肩の動きが徐々に滑らかになっていきます。
新テクニック「ツイストストレッチ」
今回の施術はアイテムもいろいろ使いましたが、
「ツイストストレッチ」という技術も多用しています。
ツイストストレッチは外傷性の症状に対して非常に有効で
この技術を使えば損傷箇所も特定しやすくなり、瞬時に調整することもできるようになります。
興味のある方はぜひ受講して臨床で試してみてください。