肩甲骨剥がしやフォームローラーでのセルフケアなど、筋膜へのアプローチは人気があります。
「筋膜リリース」は筋膜同士の癒着を剥がすイメージだと思いますが
そもそも「筋膜」は癒着しているのでしょうか?
「癒着」の定義は広く、軽度のものから重度のものまで様々です。
- 軽度…水分不足でくっついている/手で剥がせる程度
- 重度…完全にくっついていて、メスなどで切らないと剥がせない
即効性があって体の変化を感じるのは、問題が軽度の場合です。
血液循環が悪くなると癒着しやすくなり、筋膜を剥がすと血流が改善するので、代謝が良くなり症状改善につながります。
切らないと剥がれないような慢性的なものの改善は難しく、あまり効果が見込めません。
くっついているところにアプローチをするのではなく、癒着してしまう原因を探し出し改善できれば
施術後、元に戻りづらい状態にする事は可能です。
筋膜リリースまとめ
- 筋膜…筋肉をセパレートしている
- 軽度から重度まで、癒着の定義は広い
- 「筋膜リリース」で効果があるのは、軽度の問題
- 本当にくっついてしまった、慢性的なものの改善は難しい
- 癒着を起こすためには原因がある
- 原因を改善して、くっついているところが開放されていたら、戻りづらい状態にできる
解剖実習に参加した経験も踏まえてお話ししています。
ぜひ動画をチェックしてみてください。