疲労回復整体アカデミー会長・熊谷が、体に関する質問にお答えしている動画をご紹介します。
【質問】
乳児の頭蓋骨の変形についてです。
現在約4ヶ月のお子さんで、左右の頭蓋骨の形がかなり違い、どうしても直したいため病院でヘルメットによる矯正をすべきなのか悩んでいる方がいます。
もし整体で効果があるのであれば、やってもらいたいとのことです。
整体でも矯正は可能でしょうか?
熊谷自体は矯正を専門とはしていないので、「成長過程で治っていく」ということくらいしか言えませんが
整体によって、改善していく傾向にあるとは思います。
赤ちゃんは寝方のクセで片方だけ変形したり、頭の後ろが絶壁になったりすることもあると思います。
それが回復するのに半年〜1年以上などある程度の時間がかかりますし、2〜3歳くらいまでは変化していくのでその間も、継続的にチェックしていく必要があります。
ただ、施術をしていっても形が戻らない場合はどうするのか?、をしっかりと考えなければいけません。
責任問題になりかねませんので、よく考えてから、対応していくことが重要です。
変形している場合は整体での対応は難しい
生まれたばかりの赤ちゃんで、片方しか向かない癖がある子もいます。
そういう場合は、頭蓋の調整が必要なケースもあります。
寝かせ方で癖がついた場合は、整体などをすれば自然に戻っていく傾向にありますが
形が変形している場合は、整体としては対応が難しいと思います。
矯正器具も、見た目上の矯正には必要な場合もあるかもしれません。
器具などについては詳しくないので、種類や効果については、気になった方はご自身で調べてみてください。
どちらにせよ、整体と一緒にやっていくと良いと思います。
器具を使って矯正をすることによって、他の場所に負担がかかることもあります。
歯並びなどもそうで、本来はキレイに並んでいる方が体にとっては良いはずですが、成長過程で何か不具合があって歯並びが悪くなってしまいます。
本当は悪くなった要素を治す必要がありますが、普通「歯の矯正」では歯並びだけを矯正します。
そうすると、別のどこかにゆがみが発生してしまうのです。
同様に、赤ちゃんも、矯正器具だけを使用すると別の場所に問題が起こることがあるので
体のバランスを整え柔軟性をつけるために、整体も同時にやっていくと良いと思います。
頭蓋にアプローチするテクニック
疲労回復整体アカデミーでは、頭蓋にアプローチするテクニックもあります。
赤ちゃんへの施術をする場合も特殊なやり方をするわけではなく、大人と場合と同じように行います。
立つ前の赤ちゃんに関しては、ほとんどが頭蓋の問題が影響しているので
頭蓋への直接的なアプローチが、解決策になりやすいと考えます。
赤ちゃんの施術は、そもそもゆがんでいる要素が少ないので大人よりも問題を探すのが簡単だと言えます。
赤ちゃんの頭蓋調整のポイント
乳児の頭蓋調整をすると、嫌がる子もいます。
頭に問題がある子は、触られるのを嫌がる傾向にあります。
動き回ってしまう子は、その動きに合わせて調整します。
お母さんに抱っこしてもらうなど、安心する状況で頭を触らせてもらうと比較的スムーズです。
きちんとコンタクトできるかが問題で、最初にしっかりと施術のポイントにコンタクトできていれば、赤ちゃんが動いてもズレないので調整ができます。
動かれてズレてしまう場合は、そもそものコンタクトの仕方が悪い可能性があります。
成長と共に整っていく
赤ちゃんの頭蓋調整では、変形している状態で触ると硬くなっている部分があるので、そこを細かくみて動くようにすると良いでしょう。
調整をしてすぐに形が変わる訳ではなく、ゆがみをとることで頭が動きやすくなって元の形に戻りやすくなってくるイメージです。
整体では「矯正」はできないので、血流と共に、自分の力で改善するように手助けをしていきます。
成長過程で形成されていくので、ゆがみがなければ形も整っていくはずです。
乳児の時に頭蓋が硬く何十年もそのままだと、体の機能に影響が出てくることがあります。
赤ちゃんは生まれる時にも、狭い産道を通ったり引っ張り出されたりすることがあり、
頭蓋に負担がかかるので、新生児の内に調整をしておくと成長と共に整っていきやすくなります。
精度が求められる
ただ、乳幼児・産まれたばかりの子は当然とても弱いので、本当に弱い力で治していかないといけません。
力の方向性はしっかりと合わせていかないと触っているだけになってしまうので、「治す」にはそこの精度が求められます。
【赤ちゃんの頭蓋調整】絶壁や変形は、矯正した方がいい?
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