施術後に調子が悪くなった時の対処法

「施術した次の日に肩が上がらなくなりました」
「怠さも続いています」

と先日セミナー中に施術した方から連絡を頂きました。

いわゆる好転反応と呼ばれるような症状です。

今回は施術後に起こるこれらの症状について、

どのように捉えてどのように対処していくべきか解説したいと思います。

  • 施術後になぜ調子が悪くなるか知りたい
  • 好転反応が起こりにくいやり方を知りたい

という方には参考になるかもしれません。

目次

セミナー参加者を施術

こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。

先日のブログで

「3ヶ月前に咳をした時に右の肋骨を骨折した」
「今も体を動かすとその付近に痛みがある」

という方を施術した時のことをお伝えしました。

この方は肋骨の骨折とは別に、

「昨年交通事故にあい、首のムチウチ症が続いている」

という症状もお持ちでした。

結果的に、施術後はどちらの症状もほぼほぼ取れて本人もビックリされていました。

まずは施術動画をご視聴ください。

【動画】交通事故後に残る症状&骨折後の痛み

アイテムを活用して施術

いかがだったでしょうか。

肋骨の骨折には腹部の手術痕が大きく影響していて、首のムチウチ症には右足拇指の骨折が影響していました。

水素、調整ローラー、シリカタオル、さらには新アイテムのクラウドテープを使って

その場で症状がほぼなくなりました。

ただ、本来は調整すべき箇所はTL(関連を調べる検査)で反応するのですが

腹部の手術痕については最初反応がありませんでした。

TLで反応するこということは、少なからず「調整して良い」と捉えることができます。

最初はTLの反応がなくても、何回か施術する中で体の状態が良くなってくると反応するようになったりします。

TLで反応がある時は調整すると予後も良いことが多く、

逆に、TLで反応がない時に調整してまた痛みをぶり返したり、調整が不十分で終わってしまうことが多いです。

「シリカタオル」はかけてる部分の代謝を一時的に高めることができるので、

さっきまではTLで反応してなかったところが反応したりします。

今回もそのパターンで、シリカタオルをかけていると、手術痕がTLで反応していました。

もともとこの日の代謝力はあまり高くなさそうだったので

本来であれば何回かに分けて様子を見ながら施術を行った方が良いケースでしたが

その機会があまりないので今回は一度で全部調整しました。

施術後の体の変化

施術の翌日に、以下のような連絡をいただきました

セミナーありがとうございました。施術後の変化について質問です。

当日は体が軽く調子良かったのですが、翌日左肩が痛くて挙がらなくなりました。(屈曲100° 外転50°で強い痛み)

セミナーでは1番悪い例(陽性)で皆さんに左肩をたくさん動かされたのと

岡村先生が話されていたように本来1回で治療しないところまで行った、刺激過多が原因なのかと考えています。

シリカ水を飲んでいたら変わっていましたでしょうか?

おかげ様で右肋骨は痛みなく過ごせています。

今後の患者さんへの対応に参考にさせて頂きたいので、考察を教えて頂けたら幸いです。

これに対して以下の返信をしました。

それは本来のラインを超えて踏み込んだ施術をしたため、体が適応しきれずに一時的に起こっている症状だと思います。

その時の体力を超える刺激量が入った場合、体が対応しきれずに弱いところが痛くなったりすることがあります。

あとは、倦怠感がずっと続くこともあります。

シリカ水を飲んだり代謝活性法で代謝を上げて行った場合は、そういった反応が出にくくなった可能性はありますが、

いずれにせよ刺激過多だったと思います。

特に、腹部の手術痕は治すべきタイミングではない時に調整しましたので

おそらく完全に調整しきれてない可能性があります。

ですので、セルフケアを行う時は手術痕を調整していくと、左肩~胸郭の動きは良くなると思います。

ベースの代謝力が上がっていけば自身の力で勝手に調整できるようになるので

とりあえず今持ってるアイテムを使って代謝を上げていくと良いと思います。

水素を1日2時間以上吸ったり、テラヘルツのシールやジェルを腕に貼ることも有効です。

その上で、直接水素を手術痕付近にあててみてください。

それで変化がない場合は、左右の手~肘~肩に水素をあててみてください。

おそらくそれで症状は変化してくると思います。

さらにその次の日、返信をいただきました。

岡村先生から教えて頂いた通りセルフケアを行いました。

倦怠感は少し残っていますが、あれからすぐに左肩の痛みはなくなりました。

ありがとうございました。

岡村先生がデモの時から言われた通りになったので驚いています。

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この数日後、直接お話させていただいた時には、倦怠感も痛みもなくなっていました。

「こんなに体って軽かったんですね!若い頃に戻った感じがします(笑)」と仰っていました。

適切な刺激量で施術を行う

代謝力が落ちている患者さんに対して刺激量が過多になってしまうと

体が変化に対応しきれずに、倦怠感などが続くケースがあります。

また、体のバランスが変化することでもともと弱かったところに負担がかかり痛みが出るケースもあります。

今回は手術痕の調整が不十分で左肩に負荷がかかっていたので

そこを水素でセルフケアしてもらいました。

しっかり検査して患者さんの代謝力を見極めつつ、適切な刺激量で施術を行う

リスクを最小限に施術を進められると思います。

是非参考にしてみてください。

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疲労回復整体アカデミー講師の目線で、臨床事例やプロの整体師の先生に役立つ情報を発信していきます。

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