五十肩が圧倒的に治る!?新技術「ダイヤルテクニック」

こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。

最近、疲労回復整体に新しいテクニックが生まれました。

「ダイヤルテクニック」です。

このテクニックを五十肩の患者さんに試しました。

最初肩の外転が60°くらいしか上がらなかったのが、施術後160°くらい上がるようになって患者さんがビックリされていました。

今回はこのダイヤルテクニックについて紹介します。

目次

整体理論について

その前に、整体理論についても詳しく解説してみたいと思います。

  • ダイヤルテクニックについて知りたい
  • 体はなぜ歪むのか知りたい
  • 整体は何をやっているのか知りたい

という方は参考になると思いますので、是非最後まで読んでみてください。

「補正」とは何か?

地球上に存在するものには、常に重力がかかり続けています。

我々人間の体にも重力は常にかかっていますが、体が自動的に重力に対応しながら生活をしています。

人体を構成する組織は骨のような比較的硬い組織もありますが、そのほとんどは臓器や軟部組織など柔らかい組織です。

鉄のような硬さを持った頑丈な組織であれば、負荷がかかり続けてもなかなか壊れませんが、柔らかい組織というのは大きな負荷がかかり続けると壊れてやすいです。

例えば肉の塊を吊り下げて、そこに重りを引っ掛けて放置していると、時間とともに肉は千切れていきます。

しかし、人体は簡単には壊れません。

人体には「補正機能」が備わっているからです。

補正機能は部分的にかかる圧力を逃がすように働きます。

例えば手首に過剰な負荷がかかっていて、これ以上負荷がかかると手首の組織が壊れそうな状態だとします。

この時、骨盤が歪むことで手首に負荷がかかりにくいように、全体のバランスを取ります。

骨盤だけでなく四肢にも脊柱にも無数の補正機能が働いていて、部分的にかかる負荷を逃がすようになっています。

そして、その結果として体が歪みます。

一つ一つの補正機能が作り出した歪みが、幾重にも重なった状態が表面に現れているので、

見えている歪みというのは表層部分でしかありません。

「骨盤が左に傾いている」といった一次元的な話ではないということです。

実際に疲労回復整体で表層にある歪みを一つ一つ調整していくと、

左に傾いていた骨盤が右に傾いたり、さっきまで柔らかかった箇所が硬くなったり、施術を進める中で体の歪み方は変化していきます。

これらの補正機能が100%近く使える状態であれば、どんな負荷が体にかかっても補正機能によって対応することができ、体が壊れることはありません。

しかし、補正機能は使えば使うほど補正機能のキャパが減っていきます。

最初は両手が空いていた状態だったのに、持たなければならない荷物が増え過ぎて両手が埋まってしまい、これ以上はもう持てなくなってしまうイメージです。

補正機能に限界がくると、補正しきれない箇所に負荷がかかり続けていきます。

そして、そこが傷ついてしまったり壊れてしまいます。

補正機能が使えないと体のいろいろな箇所に負担がかかりやすくなるので、様々な症状が出やすくなります。

補正機能は基本的に寝ることでリセットされるようになっていますが、回復が不十分だったり、寝てもリセットされづらい補正機能もあります。

それらをリセットしてあげて、補正機能が100%近く使えるようにしてあげるのが「整体」です。

「脳反射システム」と「重力反射システム」

補正機能は無数に存在しますが、疲労回復整体では代表的な補正機能のパターンを発見しました。

それが「脳反射システム」と「重力反射システム」です。

ここでは詳しく書きませんが、これらの補正機能をリセットしてあげることで、補正機能が十分に働ける体を作ることができます。

具体的にどのような箇所を調整していくのかというと、頚椎・手首・足首・骨盤などです。

これらは全体のバランス機構を担っていていて、補正機能が大きく働くところです。

軽微な症状であれば、これらを調整するだけでその場で症状が消失することも少なくありません。

「構造補正システム」

最近、代表的な2つの補正機能に加えて、もう一つの補正システムが発見されました。

具体的には「胸骨」と「椎間板」による補正機能です。

胸骨は側屈や回旋など横系の動きをする時に、ショックアブソーバーの役割を果たしていて、

椎間板は屈曲・伸展など縦系の動きをする時にショックアブソーバーの役割を果たしていると考えられます。

これらは非常に強固な構造をしていますが、1回壊れると治りづらいという特徴があります。

これらの補正機能のキャパが減ってくると、肩周りの可動域が動きづらくなったり、猫背になったり、骨盤が後傾してしまします。

逆に、これらの補正機能を使えるようにしてあげると、肩周りの可動域が劇的に改善したり、猫背が治ったり、骨盤の後傾が改善して背筋が伸びて坐骨で座れるようになります。

特に、五十肩のように肩の可動域が直接影響している症状は、劇的に改善しやすくなります。

何よりも、構造補正機能が使えるようになるので、部分的にかかる負荷がかなり減り、施術後の状態がキープされやすくなります。疲れにくくもなります。

この胸骨や椎間板を調整できる、新しいテクニックが「ダイヤルテクニック」です。

胸骨や椎間板は年齢とともに劣化して壊れていく場所なので、高齢の方はダイヤルテクニックで特に変化が大きい印象があります。

今まで治りづらかった高齢の患者さんが治りやすくなるかもしれません。

今後もダイヤルテクニックで効果があった事例を紹介していきたいと思います。

ダイヤルテクニックは疲労回復整体アカデミーで学べますので、興味のある方は学んでみてください。

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疲労回復整体アカデミー講師の目線で、臨床事例やプロの整体師の先生に役立つ情報を発信していきます。

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