こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。
アカデミーに入会された方と最初Zoomでお話して、サポートさせていただきます。
その際によく聞くお悩みは
- 施術を終えるタイミングが分からない・・・
- ついつい長く施術してしまう・・・
というものです。
患者さんの体次第
患者さんは「症状を治してほしい」と思って来院しているので、ベストな結果は「症状が治る」ということです。
しかし、症状がその場で治るかどうかは患者さんの体次第です。
施術者の技術力が上がれば症状が治る、というわけではありません。
症状が治るかどうかは「患者さんの代謝力」に依存します。
施術者ができることは「治るための環境設定」です。
患者さんの代謝力が上がっていくように環境を整えてあげることです。
施術を終える基準
では、何を基準にして施術を終えればいいのでしょうか?
私たちが判断軸にするのが検査結果です。
症状が取れた取れてない関係ありません。
体の状態をBeforeとAfterで客観的にチェックして、良い状態で施術を終えるというものです。
もちろん患者さんに納得&満足していただくために、検査時の変化を上手く患者さんに共有します。
患者さんがBefore・Afterの変化を実感し、「何がどう変わって、そうなるとどうなっていくのか?」
ということを上手く説明できれば、患者さんは納得&満足して通うようになります。
今回は検査力を身につけるために知っておくべき、基本的なことを解説したいと思います。
検査で何を評価する?
では、検査では何を評価していけばいいのでしょうか?
ひと言で言うと、見るべきは「筋肉」です。
人間の体には補正システムが備わっており、様々な負荷に対してかばい合って対応するようにできています。
補正システムが働くと「こっちの筋肉を緊張させて、こっちは緩めなさい」といった司令がいきます。
それが無数に働いて、全体でバランスを取っています。
実際に動かしているのは筋肉です。
骨は筋肉を動かした結果、動いているだけです。
ですから、筋肉の状態を見れば、その人の補正システムが働いているかどうかが分かります。
基本的に「筋肉が硬い人ほど体が悪い状況」と言えます。
体は弱い部分があると硬くして「防御しよう」とします(=防御反射)。
また、補正システムをたくさん使わないといけなくなるので
体力をたくさん消費していて疲れている状態と言えます。
筋肉が硬くなると関節にも負担がかかってきたり、姿勢も悪くなります。
ですから、実際に施術で評価するのは「筋肉の硬さ」「関節の動き」「姿勢」などです。
疲労回復整体では、圧痛検査・ROM検査・体調検査など、様々な検査を使ってこれらを評価していきます。
これらを総合して「患者さんの代謝力」を把握することができます。
筋肉を硬くする要因
では、筋肉を硬くする要因はどのようなものがあるのでしょうか?
筋肉を硬くする要因は様々です。
・ケガや既往歴
・食事
・水(量と質)
・電磁波
…
上記のようなものが、体に負担をかける要素になり得ます。
それらの影響を受けて内臓や筋肉に負担がかかり、補正システムが働き、最終的に筋肉が働いてバランスをとります。
これらの負担に対応できる補正システムには限界があり
そのキャパを超えてくると、補正が効かない分がどこかに負担がかかり続け、結果的に症状が起こります。
コップから水が溢れるのと一緒です。
私たちができるのは、これらの問題をできるだけリセットしてあげて、コップの水を減らすことです。
言うまでもなく、生活の負担が減るとより治りやすい環境を作ることができます。
ですから、生活のアドバイスをしたり、アイテムなどを使って生活の負担を軽減してもらうことも有効です。
そして、毎回「筋肉の状態」をチェックしながら、「体の代謝力」が上がっていくように総合的にサポートしていく
というのが根本的に治すためのセオリーです。
参考にしてみてください。
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