頭蓋骨の調整は、興味がある先生も多いと思います。
頭蓋は良くも悪くも、調整するとかなり体が変化します。
正しくアプローチするには、どのような点を注意すると良いのでしょうか?
今回は、疲労回復整体アカデミー会長・熊谷が施術のポイントを解説している動画をご紹介します。
防御反射に注意
頭蓋を調整するからといって、特殊なやり方があるわけではありません。
調整の仕方自体は体の他の部位と同じです。
頭蓋は他の部分よりも筋肉組織が薄く刺激が伝わりやすい場所で、本来は、他の関節よりも調整しやすいはずです。
ただ、「防御反射」がとても強いのでその点に注意が必要です。
下手に触ると、すぐに固まって刺激がそこから入らなくなってしまい、患者さんも具合が悪くなってしまうことがあるので、注意しなければいけません。
頭蓋骨は動かない?
お医者さんから見ると、「頭蓋骨は動かない」と言われます。
解剖学は、亡くなった方の体を研究して作られたもので、その状況で見たら、頭蓋骨は動きません。
生きている人を見た時には、とても小さな動きですが、頭蓋骨も動いています。
動き方としては、膨らんで・縮んでを繰り返しているようなイメージです。
ただ、気のせいかな?と思うレベルのすごく小さな動きなので、触っても「多分動いている」と思う程度です。
実際に調整すると体が変化するので、経験的に、良くなった・悪くなったを判断できる、という認識です。
1番のポイントは”触り方”
実際に、頭蓋を調整するときに気をつけるべきポイントは「触り方」です。
先ほどもお伝えしましたが、頭蓋骨は防御反射がとても起きやすく、どのように触るかで反応が全く変わります。
刺激が入れば変化が出やすい場所なので、すぐに”悪く”もなってしまうので注意が必要です。
上手に触ることができれば刺激が伝わりやすい場所なので、調整自体は難しいものではありません。
良い変化が出せないということは、防御反射を出してしまうような触り方になってしまっている、ということです。
1番のポイントは、「触り方」です。
頭蓋調整のテクニックはいろいろあるので、
患者さんが求めているもので、自分の哲学と合うものを選んで使っていくと良いでしょう。
どのようなテクニックを使うにしても「触り方」を意識していくことで、良い変化を出すことができると思います。
【頭蓋調整】防御反射の出やすい、頭蓋の調整のポイント
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