「歯の矯正後からの頭痛、あなたならどう治しますか?」
こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。
今回は、YouTube施術モニターで来られた「歯の矯正後から頭痛がある」という患者さんを施術しました。
- 歯の矯正後からの不調を治したい
- 頭痛の治し方を知りたい
- 簡単に調整できる方法について知りたい
という方には参考になると思いますので是非ご視聴ください。
【動画】頭痛改善
いかがだったでしょうか。
今回の患者さんは「頭のハリ感」「頭痛」「背中の詰まり感」を訴えていました。
そのキッカケと考えられるのが1年前の歯の矯正ということでした。
最初にそれぞれの症状の関連性を調べた上で、全体を調整し、部分調整を行いました。
動画の中でも解説しましたが、患者さんは体調が良い方だったので
1回の施術で症状が全く気にならないレベルまで持ってくることができました。
施術の進め方を解説
今回はどのように仮説を立て、施術をしたのか簡単に解説してみたいと思います。
検査:患者さんの体の状態をチェック
まず、ほとんどの症状は「体のゆがみ」と関連があります。
体のゆがみがある箇所は筋肉が緊張して、付近の関節が硬くなっています。
ゆえに、症状付近の関節をROM検査すると、基本的にROM異常があります。
今回は「頭痛」「背中のハリ感」ということだったので、頭蓋の検査、頚椎のROM検査、背中や肩甲骨まわりの検査を行いました。
すると、右の側頭骨付近の硬さ、胸椎12番付近の左側の硬さがありました。
そこをモニターにしながら施術を進めていきます。
仮説を立てる
検査を行った後は、検査で得た情報と問診で得た情報を整理して仮説を立てます。
今回は症状が起こるキッカケが歯の矯正ということでした。
なので「顎関節付近の問題が原因になっているかもしれない」と仮説を立てて、TLを使って調べました。
チェックすると、仮説通り関連性がありました。
全体調整の後に残るようなら部分的に調整していこう、と思って施術に入ります。
全身のゆがみを改善⇨部分的な問題を改善
整体器具3点セットを使うと全体のゆがみが調整されます。
あちこち硬かったところが取れていって、残ってくる問題が見やすくなります。
整体器具で調整した後も、右の側頭骨付近の硬さ、胸椎12番付近の左側の硬さは残っていました。
関連性があった右の顎関節付近を、調整器具のローラーで調整。
顔面骨は複雑で、調整を失敗した時にリスクが高い部位です。
最小限のリスクで深い部分まで調整できるので、必ず、調整器具を使うようにしています。
右の顎関節付近の問題が調整された後は「頭がスッキリした」ということで
首の詰まり感・背中の詰まり感も取れていました。
右に比べると若干左の頭の詰まり感が残っていたので、再度、頭蓋の検査を行います。
左の顎関節の問題も少しあったので、右と同じように調整器具で調整しました。
最終的には、頭の詰まり感が全て取れてスッキリした状態になりました。
ポイント
今回のポイントは以下の3つです。
「症状付近の検査を行ってモニターする場所を見つける」
「問診で得た情報を元に仮説を立てる」
「安全で調整効果の高い道具を使って調整する」
検査技術を高めていくには多少時間がかかりますが、理論を理解して仮説を立てることはさほど難しくありません。
また、調整アイテムがあれば調整自体は割と簡単にできるので、興味のある方は是非ゲットして使ってみてください。