「なぜ体は歪むのでしょうか?」
こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。
今回は「歪みの本質」について動画とともに解説してみたいと思います。
今回施術した患者さんは20年前から腰痛があり、腰を反ったり長時間同じ姿勢でいると痛みが出るということでした。
興味深かったのは「施術する前に歪みが出てない状態」だったことです。
歪みが出てない状態がどういう状態かというと
- 肩周りも骨盤も左右差なく動きがある
- 短下肢がなく両足の長さが揃っている
という状態です。
一見良い状態にも思えますが、実はほとんどの場合、体調が良くない状態です。
まずは動画をご視聴ください。
【腰痛】繰り返すぎっくり腰を改善【岡村施術レポート】
いかがだったでしょうか。
施術前の検査の段階で、肩も骨盤も左右差なく動いており、短下肢検査もイーブン(両足の長さが揃っている)という状態でした。
施術を何度も受けていたり当日水素を吸入していたり、
何らかの調整をされている場合は、稀に最初から歪みがリセットされている場合もあります。
ただ、初めて施術を受ける方で歪みが出てない方はいません。
その場合は、「歪めないほど体力が落ちている」と捉えることができます。
「体の歪み」とは何でしょうか?
我々の体には補正システムが備わっており、
重力などの外部環境や、体の内部環境の変化に自動的に適応します。
例えば、内蔵が疲労すると腹圧が高まり、腹圧を下げようとして体は屈曲位をとります。
屈曲位をとると、目線が下がったり全体的に前体重になります。
体はバランスをとるために首の筋肉を緊張させて目線を上げたり、アキレス腱付近の筋肉を緊張させて前に倒れないようにします。
このような補正システムが何十何百とあり、これらがしっかり機能してくれていることで、負荷が分散され体は壊れないようになっています。
補正システムが働いた結果として、体は歪んでいるということです。
歪みがあることは悪いことではありません。
正常な状態です。
補正システムにも限界がある
しかし、この補正システムにも限界はあります。
補正に補正を重ねていくと、「もうこれ以上歪めない」という状態になります。
補正システムが使えないと、負荷を分散できなくなり、弱い部分がダメージを追っていき、損傷して痛みが出たりします。
通常は寝ることで補正システムがある程度リセットされ、「歪める体」に戻るのですが
生活環境が悪かったり体質が悪かったりするとうまくリセットできません。
ですから、疲労回復整体では整体を使ってこの補正システムをリセットしてあげて
「歪める体」に戻してあげています。
最近は施術動画でも使っている「整体器具3点セット」がそれを全て担ってくれています。
「最初から歪みが出てない体」とは
では、施術をまだ受けてもないにも関わらず、「最初から歪みが出てない体」とはどういう状態なのでしょうか?
補正システムを司っているのは脳です。
脳は栄養(酸素やグルコース)がしっかり行き届いていると正常に機能しますが
これらが不足すると脳の機能は低下します。
例えば、食べた後に眠くなるのは、消化機関に血液が集中して脳血流が一時的に不足するからです。
ですから、補正システムが働けてないということは「脳血流が十分に足りてない」ということを意味します。
脳は人体で最重要機関なので、基本的に脳血流は優先されるはずです。
そこが足りてないということは、それほど体が弱っていると言い換えることもできます。
このようなケースは、睡眠不足の人や数日疲労が蓄積している人に見受けられます。
体が弱っている状態なので、予後があまり良くなかったり施術の刺激に耐えられない可能性があります。
代謝力高めた状態で施術を行う
ですから、今回も最初に「代謝を高める水」を飲んでもらって
ある程度代謝力高めた状態で施術をしていきました。
この水を飲んで、代謝力が高まり脳血流が安定してきたことで体に歪みが出てきました。
代謝力高めるアイテムを使えば施術のリスクが下がり、施術の効果を高めることができます。
今回は「歪みの本質」について解説しました。
一見良さそうに見える状態が、実は良くない状態という場合もあるので、状況を正しく理解しながら施術を行うことが大切です。
是非参考にしてみてください。
「体験会」実施中
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実際に「施術を受けてみたい」という方は、ぜひ下記をチェックしてみてください。