「症状がその場で取れる理由」【臨床事例】

こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。

先週は慢性腰痛が改善した事例を紹介して

「水素」や「慢性的な歪みに対するアプローチ」を行うことで治る幅が広がっているという話をしました。

水素を使うことで何が起きているのか?
慢性的な歪みが改善できれば何が起きるのか?

1つ1つ自分が行っている施術の意味を深く理解することで、道具にしてもテクニックにしても最適なタイミングで最適な使い方ができるようになるという話でした。

今回は、施術後に”あるもの”を飲ませて、その場で肩の痛みが消えた事例を紹介しつつ

「症状がその場で取れる理由」を解説してみたいと思います。

  • その場で症状を取りたい…
  • なかなか治らない患者さんをなんとかしたい…
  • 整体がどこまでできるかを知りたい…

といった方にはヒントになるかもしれません。

“特殊な水”を試しました

その患者さんは、54歳女性で「肩を動かした時の痛み」が主訴で通院されて3回目の方です。

2回の施術でかなり症状は改善されて、3回目の時には最初の痛みが10とすると4くらいということでした。

3回目の施術後は4→1~2ということで僅かに残りました。

そこで、先日入荷したばかりの「特殊な水」を患者さんに施術後飲んでいただきました。

2口だけ飲んでいただいて、肩を回してもらうと、「え?嘘!?痛くない!」とビックリされていて

1割2割残っていた痛みが全くなったということでした。

症状が完全に取れただけでなく、全体的に筋肉が緩んでいて前屈後屈した時に、体が柔らかくなっていることを本人も体感されていました。

この「特殊な水」とは、熊谷が何年もかけて探し求めていた水で、水自体の活性度が高く、体内に取り入れた瞬間に全身の水分に伝播していき体全体の活性度を高めることができます。

実際に、私も試しましたが飲んだ瞬間に全身が柔らかくなりました。

今まで8人の方にこの水を試しましたが、今回のようにその場で症状が取れたという方もいれば、飲んだ瞬間に「呼吸が楽になった」という方もいました。

全員が飲んだ瞬間に何かしらの効果を体感されていたので、非常に効果が分かりやすいアイテムだと思います。

なぜ症状が取れたのか?

さて、今回水を飲んだ後に、なぜ症状が取れたのでしょうか?

ここからは、少し掘り下げて疲労回復整体でお伝えしている整体理論に触れていきたいと思います。

人間には、自分で体を治す力が備わっています。

概念的な言い方をすれば「自然治癒力」という言葉になりますが、

具体的に何がそれを可能にしているかというと、体内の「ATP生産」がそれを可能にしています。

人間の体温を維持することも、筋肉を動かすことも、

内臓を働かせることも、全てはATPがエネルギーになって体が機能しています。

このATP生産は主には細胞のミトコンドリアが行っています。

水分を媒介にして酸素や栄養素がミトコンドリアに運ばれ、そこで代謝が行われ、老廃物などが出ていきます。

この一連の流れを「循環」という言葉で言い表すことができます。

循環が良いとATP生産力が高くなり、自然治癒力が働きやすい環境になります。

循環を悪くさせる原因

では、循環を悪くさせる原因としてどのようなことが考えられるのでしょうか?

ここでは、循環を悪くさせる要素を以下3つに分けてみました。

【1】物理的圧迫
【2】栄養のバランスが悪い
【3】水の状態が悪い

【1】物理的圧迫とは、体の歪みによって流れが阻害されていたり、血栓や動脈硬化などによって血管が直接圧迫されていることです。

【2】栄養のバランスが悪くなると、血液の状態がドロドロになったり、血管内で炎症が起こって酸化・糖化を誘発して血管が劣化します。

【3】水の状態が悪いというのは、水分子の活性度が低かったり、水分子がクラスター化して流れにくくなっている状態です。

これらの循環を悪くさせる要素があると、ATP生産力が低下した結果、体は自分の力で症状を治しづらくなってきます。

整体でのアプローチ

では、整体で行っていることは何に対してのアプローチでしょうか?

それは、ご存じの通り「体の歪み」に対してのアプローチです。

物理的な圧迫が減ることで、循環が良くなり、ATP生産力が増加します。

症状には、必ず体の歪みが少なからず関連しているので体の歪みをリセットすることができれば、症状付近の循環が良くなり

症状が改善しやすい環境を作ることができます。

そういった意味で、整体は、様々な症状に対して有効ですし強力です。

整体を行うだけで、治っていく症状は数多くあります。

しかし、整体だけでは、治っていかない症状もあることも事実。

それは、先ほど説明したように循環を悪くする要素が「体の歪み」だけではないからです。

整体で酸化した細胞をその場で治すことはできませんし、外からの刺激で水の状態を良くすることもできません。

悪くなった循環を良くするためには、歪み以外の要素に対してもアプローチしないと、症状が治っていかないケースもあります。

だからこそ、水素などのアイテムを併用しているわけです。

整体とアイテムを併用することで相乗効果が生まれ、その場で症状が取れるような状況を作っています。

今回の事例で紹介した「特殊な水」は、水の活性度を高めることができ、飲んだ瞬間に循環を良くする作用があります。

整体と併用したことで循環が良くなり、その場で症状が取れました。

キーワードは「循環」です。

そして、体の歪みを調整する整体もそれを良くするアプローチ方法の一つでしかないということです。

このように、視野を広げて整体というものを捉えていくと、施術に幅ができ、患者さんへより適切なアドバイスもできるようになると思います。

是非参考にしてみてください。

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疲労回復整体アカデミー講師の目線で、臨床事例やプロの整体師の先生に役立つ情報を発信していきます。

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