こんにちは。疲労回復整体アカデミー講師の岡村です。
先日、大阪でYouTubeの施術モニター撮影を行いました。
撮影後にたまたま知人に遭遇し、その方のご主人を施術することになりました。
その知人は、以前施術体験を受けられた女性で、現在はハワイに住んでいる日本人の方です。
ご主人はハワイ在住の白人男性で、実は「今日が誕生日!」で78歳になられたそう。
年齢の割には非常に若々しい方でした。
主訴:バネ指と膝の痛み
以下がその方の主な症状です。
- 左手のバネ指
- 右手の感覚異常と筋力低下
- 膝の痛み(屈曲制限)
「一番気になっているのは左右の手と左膝の痛み。テニスができないから良くなりたい」ということでした。
既往歴
既往歴を聞くと、以下のものがありました。
●心臓のバイパス手術(4回)→胸部、左大腿部、右前腕部を切開
●右手中指のばね指の手術
飲んでいる薬
飲んでいる薬はあるか聞いてみると、
予防のためにコレステロールや血圧の薬などを、3~4種類飲まれているとのこと。
体の状態をチェック
まずは症状付近をROM(可動域)検査を行うと、以下の結果になりました。
- 膝関節:右はROM制限(座位、仰臥位ともに)
- 手首:左の手根中央関節がROM制限(右も動きが渋い)
さらには、全身の筋肉が過緊張しているような状態で、
肩の外転も左右ともに90°まで上がらず、とにかく体の代謝力がかなり落ちているようでした。
このような時は、施術をしてもその場ですぐに結果が出ないことも多いです。
そこで、まずは代謝活性法で体の代謝力を高めてから施術をしようと思いました。
施術を行う前に、以下のように伝えました。
◯ 症状は結果として出ているだけ。
◯ 本来体は自分で治せる力を持っているけど、体が弱っていてその力が十分に働けないから症状がいろいろ起こっている
◯ 今から行う施術は、その体の機能を回復させるような施術。
◯ 1回ですごく体が変化したり、症状が良くなる人もいるが、体の機能が落ちていると、1回ではなかなか変化しづらかったり段階的に良くしていかないとなかなか症状が治らない人もいる
ただ、なかなか施術できる機会がないと思ったので、
「今日できることは全部やってみますね」と伝えて施術に入りました。
アイテムを活用して施術
まずは、代謝活性法で代謝力を高める水や循環を良くするジェルを塗りました。
すると、全身の筋肉の緊張が緩んできて、肩の外転も左右ともに90°以あがるようになりました。
次に、整体器具を使って全身のゆがみを調整。
すると、右手首のROMの硬さは無くなり、左手首と右膝のROM制限が残りました。
さらに、ダイヤルテクニックで胸骨-仙骨を調整。
すると、右膝のROM制限は解除され、
肩の外転は左は180°、右は150°くらいまであがるようになりました。
本人も「すごい!」と言っていました。
その後、最近熊谷先生によって開発された「新しい検査法」を使って、
全身に点在している筋肉の硬さを「ストレッチ」で調整し、その後再度ダイヤルテクニックで胸骨-仙骨を調整。
すると、施術を見ていた奥様が「姿勢が全然違いますね!」と座位姿勢の変化に気づかれていました。
その後、硬さが取れづらかった右上腕内側と、
手術痕があった胸部、および、頚椎~上部胸椎に「クラウドテープ」を貼りました。
すると、肩の外転で右が170°くらいまであがるようになり、
「こんなに肩があがるようになったのは初めてだ!」と本人も驚かれていました。
膝のROM制限も解除されていたので、立ってしゃがんでもらうと、
膝の違和感なく一番下までしゃがむことができていました。
「肩の可動域が良くなったということは、腕への血液循環が良くなっているということ。
この状態がキープできれば、ばね指や感覚異常も良くなってくると思います」
と伝えて施術終了。
施術後に、「是非アメリカ人にも紹介したい」ということで
英語で視聴者に向けて紹介メッセージを伝えてくれました。
動画は後日YouTubeで公開される予定です。
全身に対するアプローチが有効
今回は、施術前の体の状態が非常に悪かったので、
正直、1回で大きく変化させるのは難しいかなとも思っていました。
ただ、代謝活性法や整体器具、さらにはダイヤルテクニックなどで
全身の循環力を高めていった結果、体が劇的に変化していきました。
体の状態が悪い人ほど、症状にアプローチするのではなく、
全身に対するアプローチが有効だと改めて感じました。
是非参考にしてみてください。
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